Research Notes

専門は、応用言語学・外国語教育学。特にライティングの指導と評価に関心を持っています。

2017年の研究活動まとめ

今年は長いものと短いもの合わせて14本の原稿と6件の招待講演・8件の口頭発表合わせて14件を行いました。今年一年を振り返ってみると、色々なことに挑戦した一年でとても楽しかったです。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。 <書籍> 大…

外国語教育メディア学会(LET)機関誌54号に論文が掲載されました。

外国語教育メディア学会(LET)機関誌54号に共著論文が掲載されました。 近藤悠介・石井雄隆. (2017). 「英語学習者の発話自動採点システムの開発と英語教育プログラムへの導入可能性の検討」『Language Education & Technology』54. 23-40. 概要は下記の通…

2017年度の学会発表

2017年度は下記の学会で発表させて頂きます。9月末までに5件の発表を予定しています【2017年7月12日時点→8月8日一件追加】。 第17回小学校英語教育学会(JES)兵庫大会 物井尚子・折原俊一・西垣知佳子・石井雄隆.(2017)「データ駆動型学習を活用した小学…

外国語教育研究における混合研究法の動向

博士論文の一節をブログ用に書き直したものを公開します。誤った記述・認識などがあればご教示いただけましたら幸いです。 -- 混合研究法は,近年社会科学を中心に注目を集めている研究手法の一つで,下記のように定義される。 An approach to research in t…

高等教育に関するウェブリソース

#2017/2/20 学習する大学職員 (@UniPersonnel) | Twitter様に情報提供していただき、追記させていただきました。 仕事柄閲覧することが多いので、高等教育に関する刊行物、学会、その他のウェブリソースをまとめることにしました。作り始めたばかりで、漏れ…

2016年の研究活動まとめ

今年は長いものと短いもの合わせて12本の原稿と10件の招待講演・6件の口頭発表合わせて16件を行いました。大修館書店『英語教育』で半年間連載を担当させて頂いたことや、LETとJASELEでワークショップを担当させて頂いたこと、また外国語教育メディア学会新…

『英語教育』(大修館書店)における連載「データマイニングで英語教育はこう変わる!」の補遺

20160415: 5月号の文献を更新 20160515: 6月号の文献を更新 20160615: 7月号の文献を更新 20160718: 8月号の文献を更新 20160812: 9月号の文献を更新 20160914: 全文を公開 全ての記事を公開しました。 http://www.waseda.jp/inst/ches/assets/uploads/2016/…

Cognitive Diagnosis Assessmentに関する簡単なまとめ

2007年と2013年のLTRCのシンポジウム、またそれらが基になり2009年のLanguage Assessment Quarterlyと2015年のLanguage TestingでCognitive DiagnosisやDiagnostic TestingがSpecial Issueとして取り上げられた。 Special Issue: Cognitive Diagnosis and Q-…

今年度の学会発表

今年度の学会発表についてまとめています。現時点で8月末までに、5件の口頭発表と2件のワークショップを担当させていただくことが決定しています。(※随時更新) 近藤悠介・石井雄隆. (2016a). 「コンピュータによる発話自動採点の導入可能性を考える: MyET…

今年度のプロジェクト

昨年初めて応募した文部科学省科学研究費補助金の交付内定が出て、代表1件と分担2件が新規に採択されました。 ・2016-2020 研究代表者. 「ライティングプロセス可視化コーパスの構築と英語学習者のライティングプロセスの解明」 若手研究(B). 外国語教育. <…

「データマイニングの手法を用いた英語ライティングへのアプローチ-日本人英語学習者のエッセイ評価に影響を与える文法的誤りパターンの検討-」

昨年受賞させて頂いた第27回英検研究助成の論文「データマイニングの手法を用いた英語ライティングへのアプローチ-日本人英語学習者のエッセイ評価に影響を与える文法的誤りパターンの検討-」が公開されました。 第27回報告書〈2015年〉| 報告書別 | 英語教…

The Cambridge Handbook of Learner Corpus Researchのまとめ

下記の本が昨年末に出版されました。 The Cambridge Handbook of Learner Corpus Research (Cambridge Handbooks in Language and Linguistics) 作者: Sylviane Granger,Gaëtanelle Gilquin,Fanny Meunier 出版社/メーカー: Cambridge University Press 発売…

シンポジウム「外国語教育研究におけるスピーキングとライティングの自動採点・評価」

下記の通り、自動採点研究に関するシンポジウムを早稲田大学早稲田キャンパスで開催させていただきます。 --早稲田大学 CCDL 研究所第1回シンポジウム「外国語教育研究におけるスピーキングとライティングの自動採点・評価」 日時:3月19日(土)13:00-18:00…

「データマイニングの手法を用いた英語ライティング研究―プロセスとプロダクトの観点から―」

全国英語教育学会熊本研究大会で下記の発表をしました。 石井雄隆. (2015). 「データマイニングの手法を用いた英語ライティング研究―プロセスとプロダクトの観点から―」. 全国英語教育学会熊本研究大会. 熊本学園大学. 予稿集原稿 Dropbox - JASELE2015_Ishi…

「学習者コーパスによる英語CEFRレベル基準特性の特定と活用に関する総合的研究」 (代表:投野由紀夫) 公開会議のお知らせ

以下のような公開会議があるとのこと。トピック的に参加しないと行けないが、この時期に東京にいるかどうか微妙なところ。 -- 以下の要領で公開会議を開催します。奮ってご参加ください。 ■日時:2014年12月27日(土)午後2:30~5:00■場所:成城大学 8号館 8…

第4回早稲田ELF国際ワークショップ(2014年11月14日-15日)

第4回早稲田ELF国際ワークショップが11月14日-15日に早稲田大学早稲田キャンパス16号館305教室で開催されるとのこと。15日午後のパネルでは最近話題になっているEMI(English-medium instruction)をExploring ELF in EMI settingsという題で取りあげる。 詳細…

コーパス関係の国際ジャーナル

少し前にTwitterでやりとりしたことの備忘録。情報提供していただいたAkira Murakami (@mrkm_a) | TwitterさんとIshii, T. (@imukat141) | Twitterさんに深謝。他にも関係がありそうなジャーナルがあれば、ご教示頂けましたら幸いです。 ICAME Journal RiCL …

外国語教育メディア学会第54回全国研究大会シンポジウム「ライティング・プロダクトからライティング・プロセスへ―Writing MaertiX Corpus Project―」の発表資料

2014年8月5日に外国語教育メディア学会第54回全国研究大会@福岡大学で行ったシンポジウム「ライティング・プロダクトからライティング・プロセスへ-Writing MaetriX Corpus Project-」の資料です。WritingMaetriXのサイトからも閲覧できますが、こちらにも…

最近気になった論文など2

2014/03/23-2014/06/03までにリンクを呟いた論文をまとめています。 Assembling validity evidence for assessing academic writing: Rater reactions to integrated tasks Instructional rubrics: Effects of presentation options on writing quality Exam…

RIP

勤務先でお世話になっていた英語科の主任が昨夜急逝された。心筋梗塞だった。 私は修士課程2年の時から今の勤務先に勤め始めて、採用面接官もその先生でそれ以来3年間とてもお世話になっていた。 先生は、日本の大学を卒業された後、アメリカで修士号、博…

ライティング・プロダクトからライティング・プロセスへ―Writing MaertiX Corpus Project―

先日のLETメールマガジンでも紹介がありましたが、第54回外国語教育メディア学会全国研究大会(2014/8/4-6 於:福岡大学)で「ライティング・プロダクトからライティング・プロセスへ―Writing MaertiX Corpus Project―」という公募シンポジウムをさせていた…

英語学習法ともう一度英語をやり直すための参考書リスト

大学の授業受講生向けのエントリーです、英語学習法ともう一度英語をやり直すための参考書リストです。 <英語学習法関連> 20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ 作者: Hiroyuki Hal Shibata 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン …

TOEICの勉強法などのリンクまとめ

今年度大学でTOEICの講義を担当しているので、主に履修している学生さんの為に。 TOEICの賢い利用法 / 安井稔 http://www.kenkyusha.co.jp/uploads/03_webeigo/webeigo/prt/12/EigoSeinen1204_3.pdf 大阪工業大学神谷先生が作ってくださった英語学習のための…

最近気になった論文など

ここ数ヶ月で気になった論文のリンクです(主にライティング関係)。 The role of automated writing evaluation holistic scores in the ESL classroom S.JarvisM.DallerVocabulary Knowledge: Human Ratings and Automated Measures2013John BenjaminsAmst…

外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会2013年度第三回研究会の発表資料

外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会2013年度第三回研究会の発表資料です。 石井雄隆. (2014). 英語学習者の文法的誤りをめぐって: 最近の動向とエッセイ自動評価のための基礎的検討. 外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロ…

外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会(メソ研)2013年度第三回研究会@早稲田大学

外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会(メソ研)2013年度第三回研究会を2014年3月15日(土)に早稲田大学早稲田キャンパス16号館701教室で行います。参加費は無料で、どなた様でもご参加いただけますので、たくさんの方にご参加いた…

2013年に購入した本

2013年に購入した本について下記にまとめてみました。今年は統計やビッグデータという言葉をよく見かけた年でした。外国語教育の分野でも、コーパスやテキストマイニングの本がいくつか出版されました。 <和書> 統計学が最強の学問である 作者: 西内啓 出…

One-day Conference: Improving English Skills in Japan through the use of Tasks

以下の講演会が行われるようです。 -- Improving English Skills in Japan through the use of TasksKeynote Speakers: Rod Ellis & Natsuko ShintaniThe University of Kitakyushu14 December 2013This one-day conference sponsored by the Faculty of For…

英語学習者の作文自動採点に関する最近の研究の論文リスト

学習者の発話自動採点に関する研究の論文リスト - Research Notes L2 writingにおける人間の評価を何らかの変数で予測しようとした研究などの論文リスト - Yutaka Ishii's Diary 上記に続いて、第3弾は、英語学習者の作文自動採点に関する最近の研究の論文…

ぐんま国際アカデミーイマージョンシンポジウム2013のお知らせ

2013年12月13日(金)・14日(土)にぐんま国際アカデミーでイマージョンシンポジウム2013が行われるようです。基調講演は、 エレイン・デッカー博士 (ブリティッシュコロンビア大学) 中島 和子名誉教授 (トロント大学) 坪谷ニュウエル郁子氏 (国際バカロレ…